なりきってみる。ということ。

劇の中では、様々な登場人物があります。

物語の進行には欠かせない人たちです。

なれないうちは恥ずかしさもあるかもしれません。

それでも物語の中で与えられた役割をしっかりと遂行することは大切なことです。

 

鬼を懲らしめるのが怖いから、鬼ヶ島へ行かない桃太郎。では、物語が進みません。役割があるからです。

現実に演じている人が怖がりでも、物語の桃太郎は勇気があるように見えたほうがきっと良いでしょう。

 

気の強い人が演じる桃太郎と、人当たりの柔らかい人が演じる桃太郎は、同じ役割があるにも関わらず、きっと異なった演じ方になると思います。

 

役割さえきっちりと果たせられれば、そのどちらの桃太郎も、演者の違いの味が出るのが、良いのだと思います。

劇団四季でも主人公の演者は二人いたりして、好みがきっと分かれてるのだと思います。)

 

その人らしさが出るのは、組織としてはとても良い状態だと言えると思います。

役割が変わらず演者が変わることによって、思いもよらない化学反応が起こる可能性を秘めていると思います。

 

大切なのは、

その役になりきる。

 

与えられた役割にはどのような意味があるのか。それを表現するために、自分にはどのようなことができのか。しっかりと向き合うと、いつもとは違うものが見えてくるかもしれません。