ぼくの思うコーチの役割

「コーチ」という語は、ハンガリーのコチ(Kocs)という町の名に由来する。コチは四頭引きの四輪大型乗合馬車が走った最初の地であった。そこから「人を目的地に運ぶ道具」がコーチであるとみたイギリス人学生が、スポーツ指導者をコーチと呼ぶようになったといわれている。

ウィキペディアより引用。)

 

小さな一人乗りを「カート」。二人乗りを「クーペ」。と呼ぶそうです。

現代の乗り物の名前にも通じています。

 

ぼくに指導依頼があったときに聞いていることがあります。

 

「どんなことに困っている?」

「どんなプレーがしてみたい?」

の2点です。

 

コーチの役割は「その人の目的地へ安全に早く到達すること」と思っているからです。

馬車の行きたいところに、行きたいように連れて行くのではなく、乗っている人が主体でなければいけないと思っているから。

 

目的地がはっきりとわからないこともあります。指導依頼をしてくる方はそういった方が多いです。何から手を付けてよいのかわからない。ということです。

 

大阪観光を案内するとき。

大阪城通天閣、なんば、梅田。

ここは抑えときたいよね。っていうスポットがあります。最初からディープなところをおすすめはしないのと同じように。

バスケットのスキルで、ここは抑えときたいよね。というポイントをまずは練習します。あくまでも、練習する側に立ったおすすめがあります。

 

コーチの役割は、「教えることが役割ではない」。と、常に言い聞かせています。

様々な引き出しの中から、なぜそれを出してきたのか。ということは、練習をする上でとても大切だと思っています。

 

納得性があるのか。必要性があるのか。

限られた練習時間の中でポイントを抑えた効率性を高めることができたのか。大事なことを伝え忘れていないか。コーチ側の独りよがりの指導になっていないか。よく観察できたか。

 

毎日振り返って考えるのも大切な役割と一つと思います。